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- 2023/07下旬 初稿公開 🛎️ ウクライナ戦争まっただ中。
西側諸国からの武器支援の遅れは
西側諸国だけのせいではない
当ブログの別記事「西側諸国から支援をタダで~」では,
ウクライナが西側諸国に対して
次から次へと武器支援を要請することを,
基本的には擁護しました。
しかし,西側諸国からの武器支援が遅れることには,
ウクライナ側にも道義的な原因があると
耳にしたことがあります。
先に断っておきますが,
筆者は,ウクライナにそこそこ深刻な問題があろうと,
この戦争は 巨悪ロシアの惨敗 で
終わらせなければならないと思っています。🛎️
可能かどうかは
分かりませんけれど。
しかし,ウクライナの言動は全て善だと
盲信するのは良くありません。
また,仮に,この戦争でウクライナが負けた場合,
ウクライナが抱える深刻な道義的欠陥が
決定的な敗因になったと思われるなら,
世界各国は教訓として活かすべきでしょう。
結局,ウクライナを応援するにしろ,
ウクライナ側の問題点を認めた上で応援するのが
正しい姿勢だと思います。
この記事では,上記のような考えで,
西側からの武器支援における
ウクライナ側の問題点を取り上げます。🛎️
可能性止まりではありますが,
疑惑はかなり濃いと思うので。
結論を先に知りたい方へ
この記事の主張を先に確認したい方は,
次の開閉ボックスを開いてください。
この記事で主張すること
- 以前,ウクライナ側の多くの役人が,
西側からの支援を利用した汚職をし,
それが後続の支援の障害になったとの推測を
報じた報道番組があった。🛎️ 個人的には納得度が高い内容でした。 - 西側諸国の武器支援の遅れは,今でも,
ウクライナの汚職への警戒が
一因になっている可能性が大いにある。
もしそうなら,自業自得の面もある。 - 前述の報道番組の動画は,
なぜか削除されている。
もしかしたら報道規制? - 最近は,西側諸国からの武器支援に対する
ウクライナ側の汚職の影響が,
軽視されている気がする。🛎️ ウクライナ側の公式声明でも,
日本の報道番組等でも。
それでは,本論に入ります。
ウクライナ側の原因
今回のウクライナ戦争において,
西側諸国がウクライナに対して行っている
武器支援の遅れの一因が
ウクライナ側にもあるかもしれないという話ですが,
何のことだか容易に想像がつく方も多いでしょう。
汚職 です。
ある報道番組内で,
西側諸国がウクライナ軍への武器支援に慎重なのは,
ウクライナ側の汚職が一因になっていると
聞いたことがあります。
ウクライナはもともと,
汚職大国と言われていたそうです。
そして,日本のある報道によると,今回の戦争においても,
ウクライナの役人が西側支援を利用して汚職をしたため,
西側諸国が支援に慎重になっているとのことでした。
一説には,ドイツがレオパルト2戦車の供与を渋ったのも
それが理由であると。
その後,ウクライナ政府が汚職をした役人を
相当数罷免したことが西側に評価されて,
急速にレオパルト2戦車の供与の話が進んだと。🛎️
2023年 1 月頃のことです。
真実かどうかは分かりませんけれども,
その頃の出来事がきれいに繋がりすぎて,
思わず膝を打った記憶があります。
基本的にはウクライナ側を応援している
報道機関から出ているものですので,
ロシア側のプロパガンダとかではありません。
この報道が多少なりとも真実であるとしたら,
そりゃあ西側諸国も慎重になりますよ。
倫理観の欠如が酷いから
ウクライナが負けても仕方ないとか,
そんな善悪論ではありません。
ロシアがしていることは,
汚職などとは次元が違う酷さですから,
それでもなおウクライナに勝ってもらう必要があります。
でも,供与した兵器の一部がウクライナ戦争で使われず,
他国に売られたりしたら,
武器供与が戦況に与えられる影響が
減ってしまうではありませんか。
下手をすると,金銭と引き換えに
ロシア側に西側の最新兵器が流されて,
機密が漏れたり対策されたりするかもしれません。
西側諸国は,そうなっても許容できるかどうか,
汚職を防ぎながら武器供与するにはどうするかなどと,
余計なことを考えながら支援をすることになります。
その心配がさほどない場合に比べて,
武器支援が著しく鈍るのは当然です。
十分な量の武器弾薬をウクライナに供与して,
ウクライナが「物量に余裕が出てきた」と判断した場合,
一部を横流ししてお金に替えてしまうかもしれない。
その上で,追加供与を要求してくるかもしれない。
今なお,西側諸国がウクライナに対して
そのような疑いの目を向けていたとしても,
ウクライナとしては反論できないでしょう。
あくまで報道が真実ならという仮定の下でですが,
この部分はウクライナの自業自得だと思います。
なので,ウクライナ側が西側諸国に
- もっと早く多くの武器を出してくれ
- もっと早く多くの武器を出してくれていれば
と繰り返すのは,見ていて微妙な気持ちになります。
ウクライナ国内向けにはそのような態度を
貫かざるをえないのかもしれませんが…。
もしかして報道規制?
動画が削除されている
筆者がウクライナの汚職に関する情報に触れたのは,
TBS系列の「報道1930」の中ででした。
「報道1930」2023年 2 月分
バックナンバーリスト(外部リンク)
上記リストにある,2023年 2 月 1 日放送分,
「戦車供与の"条件"は~」がそれです。
筆者は,この記事を書くにあたり,
印象に残っていたこの動画の内容を
改めて確認しようと思ったのですが,
確認できませんでした。
面白いことにと言うべきか,
怖ろしいことにと言うべきか,
この動画は,YouTube 利用規約への違反により
削除されました
と表示されるではありませんか。
一体この動画の何が,
利用規約のどんな部分に触れたのでしょうかね。
筆者が軽く探した限りでは,
同シリーズの他の動画は
ほとんど削除されていません。
この動画だけが削除されているのです。
これが報道規制なのかどうかは何ともですが,
裏で何かが動いた可能性は極めて高いように感じます。🛎️
人間ではなく
AIかもしれませんが。
汚職に関する言及も減った?
そう言えば,報道番組等において,
武器供与の遅れの話は今もよく出ますが,
最近はウクライナの汚職について言及する解説者を
見かけない気がします。
もっと早く,レベルの高い兵器を多数出していれば
ウクライナはもっと有利に戦えていたのにと,
そればっかりです。
出演者の方々が一斉に,
ウクライナの汚職のことを
忘れてしまったかのようです。
ウクライナの汚職を警戒するがゆえに
支援のスピードが上がらないのは
仕方がない面も少々あるとは思わないですか?
武器支援を潤沢に行いすぎて,
ウクライナが武器弾薬の在庫に余裕を感じたら
誰かが横流ししかねないので,
必要最低限の支援量にしようと考えるのは,
仕方がない面も少々あるとは思わないですか?
もちろん,これらの問題を乗り越えて,
迅速に潤沢に武器支援を行い,
早くウクライナを勝たせてほしいとは思います。
しかし,汚職をなるべく防ぎながらとなると
技術的に難しいのかも,
と考えるのは的外れでしょうか?
最近の報道では,ウクライナの汚職に関する言及が
タブーになっているのかと思うほどです。
それとも,ウクライナの汚職は
大して影響がないという評価なのでしょうか?
何度も述べている通り,それでもなおこの戦争は
ウクライナ側に勝ってほしいですが,
個人的には,もやもやを解消できずにいます。
ウクライナの汚職に関する報道が
誤報であったなら何よりですが,
それなら番組内で続報を交えて訂正するでしょう。
なるべく欠かさず観ているつもりですが,
特にそのような訂正はなかったと認識しています。
まとめ
改めて,この記事の主張を以下に示します。
この記事で主張したこと
- 以前,ウクライナ側の多くの役人が,
西側からの支援を利用した汚職をし,
それが後続の支援の障害になったとの推測を
報じた報道番組があった。🛎️ 個人的には納得度が高い内容でした。 - 西側諸国の武器支援の遅れは,今でも,
ウクライナの汚職への警戒が
一因になっている可能性が大いにある。
もしそうなら,自業自得の面もある。 - 前述の報道番組の動画は,
なぜか削除されている。
もしかしたら報道規制? - 最近は,西側諸国からの武器支援に対する
ウクライナ側の汚職の影響が,
軽視されている気がする。🛎️ ウクライナ側の公式声明でも,
日本の報道番組等でも。
読者様の思考の助けになる部分が
少しでもあれば幸いです。